マスターのちょっとだけワイルド・サイドを歩け。その2
こんにちは。
サティスファクション カリー&カフェのマスターです。
恥ずかしいんですが私事を書いていこうと思った、
『マスターのちょっとだけワイルド・サイドを歩け。』
なんと1回書いたっきり、ほぼ一年…。
まったく手付かずでありました…。
情けない。性格ですね。
これではいけません。やろうと決めたのに。
重い腰をあげ、今回書こうと思った事。
僕の大好きなバンドの一つ、
『KISS』について。
(サティスファクションなのに、ストーンズちゃうんかいと思ったあなた。だまれ、小僧!!)
僕と、KISSの出逢いは中学二年生。
中一の文化祭で先輩のバンド演奏。X JAPANがすごく衝撃的でした。
電気が走った。
『あっ、これだ!!』
そして、僕はバンド活動にのめりこんでいきます。しかし、当時はやっぱりミスチルやスピッツなどを演奏して、ロックンロールなどは到底解るわけもなく、自分の想いを音楽にのせたりしながら、好きな娘の事を思ったりしながら過ごしていたわけですよ。
そして、中学二年生に。
担任になったのは、前原英二先生。(無茶苦茶怖い先生でした。よく、皆シバかれてました笑。一年の頃は、ただただ避けていた。)
担任になった前原先生となぜか僕たちは急接近します。
怖いもの見たさで、先生にいたずらした事がきっかけだったかな。
この怖い先生は、本当はとても優しくて、信念があって、そしてロックンロールが大好きでした。
バンド活動に夢中だった僕らに、前原先生が2枚のCDを貸してくれました。
それが、『KISS ALIVE Ⅱ』『KISS ALIVE Ⅲ』。
いきなり、ライブ盤笑。
ジャケットを見てみると…。
白塗りのメイクをしておられる。
鎧みたいな衣装を着ておられる。
なんか一人は血ぃ吐いておられる 。
一体なんなんだ、これは。
僕は言いました。聖飢魔IIのパクりじゃが。
先生。聖飢魔IIがパクっとんじゃ。とりあえず、聴いてみぃ!
帰って聴いてみました。
ハードロックやメタルの先入観に加え、このどぎつすぎる出で立ち。ロックンロールのロの字も知らない僕は、とばかしとばかしで適当に当たり障りのないバラードをつまみ(KISSのバラードって…。)、次の日先生に感想を伝えたわけです。
先生、あのバラード感動したよ。
はっ?おめぇは、KISSの何を聴いたんなら?バンドが好きなんなら、もう一回聴きなおして来い!
僕は何故かすごく恥ずかしかったし、面目なかったのを覚えています。
よし、最初から最後まで真面目に聴いてみよう。この、悪魔みたいな奴等に向き合ってみるぞ。
そして、一曲目。
CDラジカセから飛び出てきたのは、あのお決まりのフレーズと爆発音。
星の人であろう、甲高くセクシーな歌声とリズムギター。決してテクニック派ではないが、センスのある危なっかしいゆらゆらした宇宙人のリードギター。
派手さはないけど、時にはパワフルに時には軽快に、飛び抜けたバランス感覚でリズムを刻む猫のドラム。
そして抜群のベースライン、痺れるコーラスワーク、リードボーカルもとれるのか?それがまた無茶苦茶かっこえぇ悪魔のベース。そして何よりも、KISSの曲達はメロディアスでポップなんだ(もちろんラウドでハードでもある)!!
当時、ここまで感じられたかはわかりませんが、僕のハードロックやメタルに抱いていたあのダサい先入観は木っ端微塵に崩れさりました。
かっ、かっこえぇ…。
次の日、あの爆発音と共に燃えあがった感情を、すぐさま先生にぶつけました。
先生!!KISSかっこえぇよ、痺れたよ、思ってたハードロックバンドと全然違った!!KISSすげぇ!!
『じゃろうが。えかろうが。』
と言った先生の顔は、とても優しくて、今でも僕の記憶に鮮明に映し出されます。
それから先生とは、KISSについて沢山語りあいました。キャラクターについて、ツインギターの素晴らしさ、ライブパフォーマンスについて、ジーンのベース、そして何よりもロックンロールについて。
中学二年生、『KISS』そして『前原英二』との出逢い。
それが僕の体の奥底に
『ロックンロール』をうえつけてくれた。
僕は、それからも相変わらずミスチルを演奏して、好きな娘の事を想ったりしていましたが笑。
僕のフェイバリットバンドの一つに『KISS』の文字が深く刻まれたのはいうまでもありません。
それは、20年近くたった今でも、変わらず僕の心をあの爆発音で燃え上がらしてくれる大切な存在なのであります。
実際、ロックンロールにのめりこんでいくのはもう少し先の話。それはまた後日話したいと思います。
あっ、そうそう。先生に、学生時代KISSを演奏しょーたん?と、質問した時に。
『おう、やりょーたで!標準学生服でKISSやるんが、ロックなんじゃ!!』
当時、何を言うとるんな?と思っていましたが。
今、すーーーっごく解ります笑。
前原先生、ロックじゃったなぁ。会いてぇな。
この前の、JAPANツアーです笑。
2015/04/14 | マスターのちょっとだけワイルド・サイドを歩け。
関連記事
-
マスターのちょっとだけワイルド・サイドを歩け。その3
大事なお知らせ!!とても嬉しい出来事がありました。 こんにちは、マスター...
-
マスターのちょっとだけワイルド・サイドを歩け 。その1
サティスファクション・アーミーの皆様、こんにちは! マスターこと、信之介...
前の記事: 新商品、サンペレグリノ 微炭酸フルーツジュース!
新しい記事: 岡山市南区で南インドカリー