至上最旨チキンカリー
そう、最旨。(私調べ)ですが。
そもそも『旨い』なんぞ…
人それぞれに好みがあるし、今朝の体調、昨日食べたもの、季節、気温、いろいろな条件下で変わってくるものです。
簡単に口にしていいもんじゃあありません。
しかし。
今朝食べた時に感じたのです。
『なんじゃこれ…』
アンドラに近い香りだが、味が違う。
味が…とにかく味が旨いのだ。
慌ててマスターに材料、スパイスを問うも、とくに変わったことをしている様子もない。
ただ一つ、決定的に違うのは
スパイスの『量』
しかし、スパイスは使えば使うほど良いというものではもちろんなく、
下手に使うと、やればやるだけ下品なまとまりのないものができあがる。
ちなみに今回の限定カリーは、
南インドのタミルナードゥ州にある
『チェッティナードゥ料理』という、ものをベースにつくっているのですが、
この料理、
チェッティヤールという商業カーストに属し、主に金融業で成功を収めた人々の妻たちが、
豊かな財力と、手間と、海外との接触からくる知識や豊富な食材を、
優秀な頭脳で生み出したレシピから作られており、
同じインド料理でも、組み合わせの妙や、驚くような工夫がなされていたり、とにかく目からウロコなすばらしさ。
南インドの定番、家庭でのシンプルな野菜のおかずに対して、手間をかけた豪華な料理というところ。
位置で言えば、タミルナードゥ州はアンドラプラディーシュ州のすぐ南にあるので、なんとなくスパイスが似ているのも納得。
そんな世界のグルメからも一目置かれるチェッティナードゥ料理から、
じっくり蒸し煮にした野菜を、
ココナッツとカシューナッツペーストで作ったリッチなソースでさらに煮た、ベジタブルクルマー。
北インドのコールマー(コルマ)が元で、南インドに伝わって『クルマー』になったと。
メニューにコルマって書いちゃった…
まぁ、よし。
その、コルマだかクルマだかゆう野菜煮込みと、
スパイスをふんだんに使うチェッティナードゥ料理の特徴をいかした
チェッティナードゥ・チキンコランブ、訳すとチェッティナードゥ式チキンカリー
の、あいがけです。
とにかくこのチキンカリーは私至上最旨で、できることならルウをずっと口にいれときたいくらいです。
…飴ちゃん
ない。
そして、サイドにひかえるコルマもまた、丼で食べたいくらい、まろやかで、優しくて、チキンとの相性も抜群です。
そういえばこのコルマはベジタリアンOKですので、肉がダメな方はこちらだけでもどうぞ!
さて、またながながと書いてしまいましたが、
要するに、またすごい美味しいカレーができたんで食べに来てくださいということです!
はやくこないとたべちゃうよ!
もうまかないにねらってるよ!
おしまい。
2015/09/04 | SATISFACTIONのCURRY
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